お灸ってなに?
お灸とは、”よもぎ”から作られた「もぐさ」を燃やし、その熱刺激を身体に伝えて自然治癒力を活性化させるものです。
人は原始の時代から、熱した石を身体に当てるなどして熱を用いて治療をしていました。
そのうちのひとつがやがて、中国でもぐさを用いた「お灸」となりました。
日本には飛鳥時代に持ち込まれ、独特な形に発展していきました。
日本でお灸が普及したのは日本人が器用で「直接灸」という、手先で火の温度調節をする方法を上手に使いこなすことができたからだといわれています。
江戸時代には庶民生活にも溶け込み、季節の変わり目には、お寺や「灸どころ」でお灸をする習慣も広がりました。
お灸は東洋医学の考えに基づくもので、心と身体をひとつと考え、その両面に働きかけて健康の土台をつくります。
また、西洋医学が健康を損ねる異物を排除するのに対し、東洋医学は本来身体に備わっている自ら治そうとする力(自然治癒力)を引き出すものです。
東西の医療のどちらか一方に偏るのではなく、症状によって使い分けるといいでしょう。
「お灸」を続けると、感覚がどんどんピュアになり、「今日は調子がいい」とか「ちょっと元気がないな」と体調の良し悪しがはっきりと感じられるようになっていきます。
お灸は、身体のメッセージを上手に聞き取るためのコミュニケーションツールともいえるかもしれません。
女性と子ども専門のちゅーりっぷ鍼灸院では女性鍼灸師が施術しますのでなにか分からないことや聞きたいことがありましたらお気軽にご相談ください。
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