月経前症候群(PMS)ってご存知ですか?
月経前症候群とは、月経の1~2週間前から起こる精神的、または身体的な症状で、月経が始まるとおさまります。
身体的症状は、下腹部痛、頭痛、乳房痛、腰痛、むくみ、体重増加、ニキビ、食欲亢進、便秘あるいは下痢などです。
精神的症状には、怒りやすい、憂うつ、緊張、疲れやすい、集中力低下などがみられます。
アルコール、塩分や脂分など症状を悪化させるものを控え、質の良い睡眠を確保することが必要です。
東洋医学では、停滞しがちな気・血・水の流れを良くし、ストレスを解消して気のバランスを整えることが大切と考えます。
☆三陰交(さんいんこう):足の内くるぶしから指4本分上、足の内側にある太い骨(脛骨)のきわのところ。押すと圧痛を感じる場合が多い。
血の巡りを整えて自律神経を安定させ、月経前のイライラを鎮めてくれるツボです。内臓機能を向上させ、新陳代謝も促進します。ホルモンバランスを整え、女性特有の症状に効果的です。
☆照海(しょうかい):足の内くるぶしの一番高いところのすぐ下にあるくぼみの中。内くるぶしから指1本分下のところ。
身体を温める力をつけるツボです。腎経のツボで、生殖機能や泌尿器系の働きを整え、夜間の頻尿がある場合は緩和してくれます。下肢のひきつりや日中の強い眠気などの症状も改善していきます。
☆百会(ひゃくえ):左右の耳を頭の上で結ぶ線と、鼻から頭に向かう線とが交わる頭のてっぺん。両親指を耳に当てて頭を包み込み、中指が出会うところ。
百会は月経前のイライラに効果があるといわれているツボです。そのほか、頭痛やめまい、不眠、眼精疲労などにもよいとされています。
女性と子ども専門のちゅーりっぷ鍼灸院では女性鍼灸師が施術しますのでなにか分からないことや聞きにくいことがありましたらお気軽にご相談ください。
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